2007/08/21/富士山を登山する際に必要だった道具

富士山を登山する際に「必要な道具」の検索リクエストがやたら多いので、登った経験から振り返ってみようかと思います。これだけは持っていこうよ!と言う道具をリストアップしてみます。又、逆にいらなかった物もね。

■ザック
僕はライペンのクロワール35+10と言うザックを使いました。背負い心地はカリマーやDANA DESIGNとかの最先端のザックなんかよりは良くありません。しかし考えてみてください。たった1~2日間背負い続けるだけですよ?無理してザック買う必要なんて無いと思います。もし買うとしても富士山登山をきっかけに買うのであれば、普段使い出来そうな物を買ったほうが正解だと思います。だから背負い心地がどうのとか考えず、とにかくデザイン優先でクロワール35+10を買いました。ちょっと旅行するのにカリマーのゴテゴテのザック背負う気になれません。しかも30~40?のとても中途半端な容量のザックで本気仕様。なんか恥ずかしいですよね。

■ヘッドライト
今回夜間登山するので必須のアイテムでした。最初ペツルのe-lite+を買おうと思いました。実際e-lite+は凄く魅力のあるいい製品です。今でも欲しいですが、僕はLED化+αの改造をしたMINI MAG持っているので、それを活用することにしました。5000~10000円のヘッドライトを登山用品店の店員は薦めていました。なので、そうとう光量無いと厳しいのかな?って思ったのだけど、実際登って周りの人のヘッドライトなんかより僕のMINI MAGの方が断然明るいわけですよ。と言うことは、僕の改造MINI MAGよりも、ノーマルのMINI MAGの方が明るいので、MINI MAG持っている人であればコレと予備電池買えばすべて解決かと思われます。

■スパッツ
富士山登山のためにスパッツを買う事ほど無駄なことは無いと思いました。2度目3度目の富士山登山の時に必要であれば買えばいいのでは?って思います。靴の中に砂が入ったから下山できない事なんて無いわけですし。スパッツ買うお金があるなら靴にお金かけたほうが僕はいいと思います。それと僕はスパッツを自作しました。製作時間は1時間ほど。型紙とか材料とかを公開しようと思いましたが、面倒なのでやめました。それと、その自作スパッツ使いませんでした。結果、自作スパッツすら要らなかったということです。ちなみに制作費は2セット分で500円くらいでした。

■携帯酸素(食べる酸素)
登っている最中「酸素吸いたい!」なんと思った場面はありませんでした。周りを見渡しても酸素吸っている人は2~3人程しかいませんでした。その酸素吸っている人を観察してても吸う前、吸った後の変化は見られません。吸っても吸わなくても元気いっぱいでした。そんな酸素持つ位だったら、そんな無駄なもの持って来ずに荷物軽くした方がよほど楽なのではないかと思いました。どうしても途中で欲しいと思ったら登山途中にうんざりするくらいある売店で買えばいいと思います。ま、買って吸ったところで登っている最中の体の動きはそんなに、激的に変わらないと思いますが・・・。特に食べる酸素は気休め程度で考えといたほうが良いと思いますよー。お店で熱心に売っているのは利益率が高いからなのかな?と邪推してしまうほどです。
※酸素に関しては個人差がもろに出る気がします。なので、あくまでも僕の感想と言うことを念頭においてくださいね。にしても必要無いと思うなぁ・・・。

■水
これは、体力に自信の無い人(重いからね)、お金持ち以外の人は持って行った方が良いと思います。登山途中にうんざりするほどある売店で、ほぼ24時間普通に売っているのですが、500mlペットボトルが500円とビックリ価格なので。僕は2リットルの水を持ってゆきましたので、かなり余裕を持って水分補給が出来ました。ちなみにもって行ったのはコレコレのセット。

■食物
水も高ければ食料も高い。ならば自分で持ってゆこう!となる訳ですよ。なので、僕はおにぎりを6個握って持ってゆきました。それとキットカット2個、チェルシー1個ですが、チェルシーは要らなかった。キットカット4個くらい持って行けば良かったと感じましたねー。ちなみに頂上での食事の価格は僕の撮影した写真の中にあるのでそちらを参照してください。

■着替え
頂上での装備は・・・
・ウインドブレイカー
・セーター
・長袖シャツ
・Tシャツ
の4枚重ね着してました。けどね、これでもちょいと寒いと感じました。そんな中、外人さんはTシャツ1枚で元気いっぱいの人もいました。外国人と日本人では体の作りが違うんだろうなと思いました。なので、日本人なのであれば最低フリースとウィンドブレイカー、又はしっかりとした作りのレインウェア位は持っていって欲しいものです。頂上はマジで寒いです。

■カメラ
一眼レフを持って行きましたが、正直、重すぎて後悔しましたね。まぁ、確実に日本で一番高所での写真が撮れる場所なので一眼レフでの撮影はとても楽しかったのだけど、まぁ、普通に撮影できるコンパクトカメラが良かったと思いました。荷物の重さは確実に体力を奪います。っつーか、ほんとに疲れる。

■コッヘル、バーナー
トランギアシェラカップ、永谷園のお吸い物のセット持ってゆきました。しかし、使いませんでした。頂上ではガスとコッヘルでお湯を沸かしている人もいましたが、え?こんな観光地で何を張り切っているのこの人は?みたいな感じでした。まぁ、僕も同じ事をしようと思って道具をもって行きましたが、まったく必要ありませんでしたよ。冷え切ったおにぎりと持参した水で十分でした。つまり要らなかったと言うこと。そもそも、富士山頂上に自販機あるからねぇ・・・。

■帽子
これは持って行った方が良いかも。なんだかんだで日差しは強いです。僕的にはキャップよりハットの方をお勧めします。キャップもハットも持っていないならダイソーへGO!どっちも普通に100円で売っているので。

■靴
コレは重要かも。コンバースで登っている人もいたけど、やめといた方が良い。トレッキングシューズで挑みましょう。今回はじめてゴアテックスのシューズを使ったのだけど、正直今までゴアテックスの優位性に疑問を持っていました。しかし、実際今回使ってみて驚きましたよ。はっきりとわかる快適性。買えるならゴアテックスのシューズ買いましょう。

■レインウェア
靴の所でも書いたけど、これからも日常生活、登山などで使う予定があるならゴアテックス製のレインウェアをお勧めしますね。100円の雨具で良いかなー。って思っていたけど、お金があるならゴアテックスのレインウェア買いましょう。靴であれだけ快適なんだからレインウェアだとどれだけ快適なんだろうか・・・、お勧めしといてなんですけど、僕はお金が無いのでどんなに欲しくても100円の雨具しか買えません。とほほ・・・

■細々した物
・タオル
・換えの靴下
・応急セット(絆創膏など)
・保険証など
・その他…
・ゴミ袋(ポイ捨ては絶対に無しよ!)
・携帯灰皿(ポイ捨ては絶対に無しよ!)
・小銭(富士山のトイレは有料トイレ。きちんとお金払いましょう)
こんな所でしょうか・・・

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