CM好きな僕には堪らないイベント、ACC CM フェスティバルに行って来た。
前半1時間はラジオCM部門。まずは北海道のラジオCMなんだけど、これがなんと言うか、酷過ぎる出来でげんなり。他に素晴らしいCMが沢山あるんだけど、去年の新作でと考えたらまぁ、仕方ないのかなぁ?と。全国版はかなりいい作品が沢山で北海道はもっと頑張って欲しいと思った。
後半2時間はTVCM部門。これかた北海道CMがざーっと流れたのだが、どれもこれも似たような作りで斬新さが無い。確かにここ数年の北海道CMはいい作品が無いと僕も感じていた。ホクレンのCMは確かに出来が良いけど、斬新さがないんだよなぁ。けどまぁ、似たようなCMを昔から流し続けてる事は素晴らしいとは思う。
全国CMはいい作品、イマイチな作品の差が激しく感じた。震災以降、人の心に訴えかけるようなCMが多いと聞いていたが正にそんな感じ。上演中何度も涙流した。これは!!!!!と言うCMは皆無だったが、ほんと、感動できる作品が多かった。グランプリCMはまぁ、予想した通りだった。作り手の側の感覚で選ばれたんだろうなぁと言う感じ。
CMってその時代の記憶と共に残っていくものだし、皆が一番目にする芸術作品の一つだと思う。去年はほんとにCM不作の年だったと思うのだけど、今年はきっと沢山の人の心に残る素晴らしい作品が増えてほしいなぁと思いつつ会場をあとにした。
それと一つ気になったのが僕の後ろの席でワーギャー騒いでいた大学生と見られる人々、上演中寝てたとか、飽きたとか、つまらないとか、就職に有利とか、そんな事言う為だけに会場に足を運ぶのは時間の無駄だと思う。多分広告代理店に入社したいんだろうけど、何がしたいのか、何を作りたいのか、それが明確じゃないとクリエイティブ職は難しいと思う。本当に心からCMや広告が大好きだったらそんな事言わないよねぇ。なんか、彼らの言葉聴いたりしてたらすごく残念な気持ちになった。でももし、CM作る側の人になったら素晴らしい作品を沢山作って欲しいなぁとも思った。
■2011 51st ACC CM FESTIVAL 入賞作品
http://www.acc-cm.or.jp/festival/11fes_result/